由々識の気まぐれ日記

JavaScriptプログラマ「由々識」が時々書くするブログ。 内容はJavaScript全般、Sleipnir関係。

「HDDをフォーマットするブラクラ」が登場!

HDDフォーマットするブラクラが登場したそうです。

HDDをフォーマットするブラクラ まとめwiki

上記ページの情報によれば、
画像に偽装したファイルを開くとブラクラ本体が置かれたページに飛ばされ、
勝手にウィルスファイルがスタートアップにダウンロード。
そして、この状態で再ログオン、または PC を再起動するとウィルスファイルが実行されて HDD をフォーマットするそうです。(フォーマットではなく、ファイルを片っ端から破壊しているとの説もあり)

で、気になる対応策ですが、
このブラクラは IE を標的にしたものなのでその他のブラウザエンジンでは発動しません。
よって、Sleipnir では Gecko エンジンでネットを閲覧すれば安全です。
Sleipnir に Gecko エンジンをインストールして、
Sleipnir オプション「クライアント|全般」の「既定のブラウザエンジン(G):」を「Gecko」にすれば良いでしょう。

Sleipnir|ダウンロード(「Sleipnir 用 Gecko プラグイン v1.7.12」が配布)
takuya lab(Gecko の新版「ActiveGeckoBrowser Plugin」がインストール可)
ActiveGeckoBrowser Plugin 日本語化パッチ

ただし、Gecko エンジンでは、Sleipnir スクリプトがエラーを出し、ほとんどの Sleipnir スクリプトが使えなくなります。
特に SeaHorse スクリプトは画面が切り替わるたびにエラーが出て鬱陶しいので、わざわざ SeaHorse スクリプトを無効にしなければなりません。

まあ、便利と安全はトレードオフということでしょうか。
(早く Gecko でも Sleipnir スクリプトを使えるようにしてほしいですね)

とはいえ、便利な Sleipnir スクリプトを使用可能な IE (trident) エンジンでブラクラを回避することはできないものでしょうか。
実は上記のまとめWikiの各ブラウザ反応状況によれば、JavaScript と ActiveX を無効にすれば被害を防げるみたいです。
Sleipnir オプション「ビュー|Trident」の「JavaScript の実行を許可する(J)」と「ActivX (Flash Player等) の実行を許可する(X)」のチェックを外すと
新しくページを開いた時に JavaScript と ActiveX を無効にできます。

しかし、後者の方法(IE (trident) エンジンを使う方法)で本当にブラクラを無効化できるか私には保障しかねます。
もしもこのブラクラが IE の脆弱性を突いたものならばセキュリティ設定に関係なく発動する恐れもあります。
Gecko の場合、ブラウザエンジンと OS の機能が分離しているので安全ですが、
IE (trident) エンジンではブラウザエンジンと OS の機能が結合しているので脆弱性を突かれると OS に被害がでることもあります。
なので、私としてはこの問題が解決するまで 2ch 等の掲示板やアップローダを閲覧する際は Gecko で閲覧するのを推奨します。

なお、2ch 専用ブラウザでの被害状況・対策は 2ch 各スレを見てください。

それではみなさん、良いお年を。

「サイト内検索(Google)」と「現在のサイト内を検索」の違い その2

前回、「サイト内検索(Google)」と Sleipnir 同梱の「現在のサイト内を検索」の違いを書きましたが、
時間が無くて技術的なことを書けませんでしたので今回はその説明をしたいと思います。

さて、前回、「現在のサイト内を検索」はホストURLのサイト内検索しかできず、
サイト内検索(Google)」は独自ドメインを持たないサイトにも対応していると書きました。
この違いがどこから来るものなのか両スクリプトの Google へ送信される情報を比べてみましょう。
両スクリプトは Get メソッドで情報を送信しているので、
Sleipnir 公式ページ
(http://www.fenrir.co.jp/sleipnir/)で “Sleipnir” という検索語句で検索した検索結果ページの URL の “?” 以下の要素を比べてみます。

サイト内検索(Google)

 q=Sleipnir
 hl=ja
 ie=UTF-8
 hq=inurl%3Awww.fenrir.co.jp%2Fsleipnir%2F(inurl:www.fenrir.co.jp/sleipnir/)
 sitesearch=www.fenrir.co.jp
 domains=www.fenrir.co.jp
 filter=0
 num=50

<現在のサイト内を検索>

 num=50
 lr=lang_ja
 q=Sleipnir%20site:www.fenrir.co.jp(Sleipnir site:www.fenrir.co.jp)

見比べると両者のスクリプトが送信する情報の量と内容が違うことがわかります。
それでは要素別に比べてみましょう。

[q]
 検索語句です。
 「サイト内検索(Google)」が “Sleipnir” だけなのに対し、
 「現在のサイト内を検索」は “Sleipnir” の他に “site:www.fenrir.co.jp” という情報を送信しています。
 “site:〜〜” は指定されたサイト内での検索に限定することができます。
 ただし、ドメインの指定しか対応していません。
 どうやら「現在のサイト内を検索」はこれによりサイト内検索を行っているようです。

[hl]
 表示言語のです。“ja” は日本語です。

[ie]
 検索語句の全角文字のエンコード方式です。

[sitesearchdomains]
 これらでサイト内検索でのドメインを指定します。
 
[filter]
 普通は同一サイトから検索結果が2件までしか表示されませんが、
 この要素に “0” を指定すると複数個表示されます。

[num]
 1ページあたりの検索結果表示件数です。
 これは両者とも “50” が指定されています。

[hq]
 これも検索語句です。
 ただし、ここで指定した語句は検索結果ページの検索窓には表示されません。
 「サイト内検索(Google)」で “inurl:www.fenrir.co.jp/sleipnir/” という検索語句が指定されています。
 “inurl:〜〜” は URL に指定した語句が含まれるページのみ検索します。

長々と書きましたが「サイト内検索(Google)」が独自ドメインに対応しているのは
“inurl:〜〜” を指定しているからです。
これにより検索結果を絞っています。

というわけで以上が「サイト内検索(Google)」と「現在のサイト内を検索」の技術的な違いでした。


 参考文献:サイト内の検索にGoogle.comを使う方法

「サイト内検索(Google)」と「現在のサイト内を検索」の違い

当方の HP で公開しているスクリプトに「サイト内検索(Google)」がありますが、 Sleipnir にはそもそも「現在のサイト内を検索」というスクリプトが既に同梱されています。
この2つのスクリプトは機能は全く同じで UserAction に対応しているか否かの違いしかないとお思いの方もいるとでしょう。
しかし、この2つのスクリプトには大きな違いがあります。

まずは百聞は一見にしかず、Sleipnir 公式ページ(http://www.fenrir.co.jp/sleipnir/)で “Sleipnir”という検索ワードで2つのスクリプトを実行してみました。
下記のリンクはそれぞれのスクリプトで表示された検索結果です。まず2つを見比べて目に付くのは検索結果件数の違いだと思います。
サイト内検索(Google)」は 106 件(2007年12月24日現在)。
「現在のサイト内を検索」は 582 件(2007年12月24日現在)でした。
この違いは何か?
あまり答えをひっぱるのもなんなので答えを言うと、
実は、「現在のサイト内を検索」は『http://www.fenrir.co.jp/』以下のディレクトリでサイト内検索を行っているのに対し、
サイト内検索(Google)」は『http://www.fenrir.co.jp/sleipnir/』以下のディレクトリでサイト内検索を行っているのです。
つまり、「サイト内検索(Google)」は独自ドメインを持っていないサイトでもサイト内検索が可能というわけですね。

まあ、そんなわけで独自ドメインを持たないサイトでサイト内検索をする際は当方の「サイト内検索(Google)」を使っていただければと思います。

あと、これも手前味噌な事なのですが、当方の「サイト内検索(Google)」は Sleipnir オプション「クライアント|全般|Language」の設定によって表示する検索結果ページの言語を変えてあります。
『english』にすると英語に、
『simpleifed_chinese』にすると簡体中国語になります。
なので、英語圏や中国語圏の方でも「サイト内検索(Google)」を改造無しに使用することができます。



(2007年12月29日追記)

技術的な話は次回の『「サイト内検索(Google)」と「現在のサイト内を検索」の違い その2』で行っています。

「重複URLを全て閉じる」が Sleipnir 2.xx で使えない理由

Fenrir User Community の 『複数の同じURIのタブを一つ残し他は閉じる』のトピックで当方が製作した「重複URLを全て閉じる」が紹介されつつも Sleipnir 2.45 以降では使えない話題がでたので、
何故使えないのかご説明したいと思います。

使えない理由は実は簡単です。Sleipnir の不具合が原因です。
タブを閉じる処理に Sleipnir.API:Close() を使うわけですが、
Sleipnir 2.45 以降でこの API を使った場合、タブがアクティブでないとタブが閉じてくれないのです。
それならば Sleipnir.API:ActiveIndex を使ってタブをアクティブにする処理を行ってからタブを閉じれば良いのではないかとお思いの方もいるでしょう。
もちろん私もその方法に思い至りました。
そして実際に試しました。
しかし結果はダメでした。
Sleipnir.API:ActiveIndex でアクティブにしたタブを何故か閉じてくれないのです。
思わず「なんでですかーー!」と叫んでしまいました。

というわけでこの不具合を先日 Fenrir Open Quality Control に登録しておきました。
2007年12月22日現在、ステータスが「再現済み」になっているので
Fenrir の方でも不具合を確認してくれたみたいです。
重複URLを全て閉じる」を公開する者としては早くこの不具合が修正されるのを願うばかりです。


(2008年1月21日 追記)

Sleipnir 2.6.1 test3 で不具合が修正され、「重複URLを全て閉じる」が使用可能になりました。

Sleipnir の SDK は 2008 年公開予定

Fenrir の Developer's Blog によれば、
Sleipnir の SDK の公開は 2008 年とのこと。
また、それにあわせてユーザーが作ったプラグインと Sleipnir を橋渡しする Bridge Plugin も公開される予定だそうです。
2008 年のいつになるかはまだ未定のようですが、
今からとても楽しみですね。
SDK
の仕様にもよりますが、公開さられたら私も何か作ってみようかと思っています。

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